「天使と悪魔、肩書きがまったく仕事してない」
『ガヴリールドロップアウト』は、天使と悪魔の設定を借りた学園コメディだ。
天使なのにやる気ゼロなガヴリール、悪魔なのに世話焼きなヴィーネ、見栄っ張りで空回りするサターニャ、そして笑顔のまま一歩引いて見ているラフィエル。
この4人の立ち位置のズレが、そのまま笑いになる。ずっと。
この記事で書くこと
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どんな話か(ネタバレなし)
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見どころ
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好みが分かれそうな点
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おすすめできる人/おすすめしにくい人
どんな話?
天使学校を首席で卒業したガヴリールが、人間界で修行……のはずだった。
けれど気づけば、学校はサボるわネトゲはするわで、わりと堂々と自堕落を満喫している。
そこに、面倒見のいい悪魔ヴィーネが絡み、悪の大物を目指して空回るサターニャが燃料を足し、表情の読めない天使ラフィエルが楽しそうに見守る(見守っているだけとは言っていない)。
だいたい「小さな出来事」が「なぜそこまで」な騒ぎに育っていく。そういう日常が続く。
基本情報
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2017年放送/全12話
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アニメーション制作:動画工房
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監督:太田雅彦/シリーズ構成:あおしまたかし
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主なキャスト:
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ガヴリール(富田美憂)
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ヴィーネ(大西沙織)
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サターニャ(大空直美)
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ラフィエル(花澤香菜)
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見どころ(ネタバレなし)
1)立場と中身の食い違いが、真正面から面白い
天使=品行方正、悪魔=悪いことをする。
最初にそのイメージを置いておいて、作品がそれを平然と外してくるのが気持ちいい。
ガヴリールは天使らしさを投げ捨てるし、ヴィーネは悪魔らしくあろうとしても結局フォローに回る。
ズレが大きいほど、場面が笑いの形になる。
2)4人の関係が「役割」じゃなく「性格」で回っている
ガヴリールはやらない。ヴィーネが面倒を見る。サターニャが勝手に燃える。ラフィエルが眺めている。
この配置があるせいで、買い物でも授業でもイベントでも、同じ空気で終わりにくい。
会話しているだけで方向が変わる。
日常回が日常のまま終わらないのが、この作品のうまさだと思う。
3)サターニャがいると、事態が妙な方向へ進む
本人は悪のカリスマのつもり。けれど行動は裏目に出がちで、周りにも振り回されがち。
この「本人だけは本気」な感じが、コメディとしての加速装置になっている。
場面が一段うるさくなる。褒め言葉として。
4)ラフィエルのにこにこが、地味に怖い
ラフィエルは基本笑顔で、丁寧で、優しそうに見える。
でも一歩引いた位置から、相手の反応を引き出すのが上手い。しかも自然に。
ここが作品の味付けになっていて、ただのドタバタで終わらない。
優しい顔のまま、空気の主導権を握っている感じがある。
好みが分かれそうな点
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大きな目標へ向かう長編ストーリーというより、日常の小ネタ中心
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いじり・からかいの空気が出る回もあるので、そこが苦手だと合わない可能性あり
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天使/悪魔の世界観を重厚に描く作品ではなく、あくまで学園コメディ寄り
こんな人におすすめ
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学園コメディが好きで、掛け合い中心の作品を探している
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性格のクセが強いキャラ同士の言い合いが好き
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12話くらいでサクッと見られる作品が欲しい
おすすめしにくい人
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伏線回収や重いドラマを最優先で見たい
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ずっと穏やかな空気だけを求めている
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からかい成分が多い作品が苦手
まとめ
『ガヴリールドロップアウト』は、だらけた天使を中心に、天使と悪魔が入り乱れて、学園の日常を騒動に変えていくコメディだ。
気軽に見始めやすく、4人のズレと掛け合いを楽しめる人なら、12話を通して最後まで見やすいと思う。
ここまで読んでくださった方、ありがとう。
ガヴリールのだらけっぷりに笑える自信があるなら、たぶん相性はいい。
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