ぼっち・ざ・ろっく!は、ライブの熱さだけで観客を引っぱる作品じゃない。
人前が苦手で、話しかけられるだけで脳内が大騒ぎになる主人公が、音楽と仲間に押されながら、少しずつ前に出ていく。
作中バンドなのに本当にオリコン1位
2022年発売のアルバム『結束バンド』が
👉 オリコン週間アルバムランキング1位を獲得。
アニメ発の“架空バンド”が、現実の音楽チャートでトップを取るという快挙でした。
しかも楽曲クオリティが本格的で、ロック好きからも高評価。
この記事で書くこと
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どんな作品か(ネタバレなし)
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見どころ(面白さが出るポイント)
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好みが分かれそうな点
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おすすめできる人/おすすめしにくい人
どんな話?
極度の人見知りで、学校ではだいたい一人でいる後藤ひとり(通称:ぼっちちゃん)。
ギターだけは続けてきた彼女が、ある日ひょんなことからガールズバンド結束バンドに関わり、練習とライブと日々の小さな事件で、世界がじわじわ広がっていく話。
派手な成功物語というより、怖さが消えないままでも動ける瞬間を積み上げていく物語、という印象が強い。
見どころ(ネタバレなし)
1)不安の描き方が、誇張だけで終わらない
ぼっちちゃんの挙動は、コメディとして派手に振り切る場面が多い。
でも根っこにあるのは、人と関わるのが怖い、という感情で、それが置き去りにされない。
笑っていたはずの場面が、あとから妙に残る。あの感じがこの作品の芯だと思う。
2)バンドものとして、練習とライブの流れが納得できる
急に上手くなる、都合よくバズる、というより、今できることを増やしていく。
音楽が飾りじゃなくて、関係の変化や成長に直結しているから、ライブ回の熱さが浮かない。
3)4人の会話が、ちゃんと関係を進める
結束バンドの4人は、性格も距離感もわりとバラバラ。
噛み合わない瞬間があっても、放置せずに小さく調整していく。ここが好きだった。
友情を宣言するより、言葉の選び方や反応で関係が動く。そういう積み重ねが気持ちいい。
4)演出の手札が多くて、同じ景色が続かない
日常回でもライブ回でも、見せ方が単調になりにくい。
心の動きをどう映像にするか、毎回別の答えを出してくる。アニメとしての発明が多い。
好みが分かれそうな点
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ギャグのテンションが高い回がある。静かな会話劇だけを求める人は合わないかもしれない
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ぼっちちゃんの妄想・暴走表現が多いので、ここが苦手だとノイズになりやすい
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達成感はあるけど、人生の問題が一気に片付く話ではない(だからこそ地に足がついている、とも言える)
こんな人におすすめ
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ガールズバンド作品が好きで、ライブだけじゃなく日常も見たい人
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不安や苦手意識をテーマにした作品が気になる人
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会話中心のコメディが好きで、たまに熱い回も欲しい人
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12話で見やすい作品を探している人
おすすめしにくい人
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ハイテンションのギャグが苦手な人
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最初から最後まで音楽とライブだけを浴びたい人
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主人公が派手に無双する展開を求めている人
まとめ
ぼっち・ざ・ろっく!は、バンドの楽しさと、人と関わる怖さの両方を、ギャグと演出で最後まで走り切る作品だった。
見終わったあと、音楽をやりたいだけじゃなく、誰かと一緒に何かをやってみるか、くらいまで気持ちが動く人がいるのもわかる。
制作決定が出ている第2期を待ちながら、今のうちに第1期で一度転がっておくのが、いちばん気持ちいい入口だと思う。
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