結論
バトルで盛り上げるだけじゃなくて
キャラ同士の距離感が少しずつ変わっていくのが良い。
作品情報(ざっくり)
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2013年放送
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TVシリーズ:全12話
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制作:京都アニメーション
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監督:石立太一
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シリーズ構成:花田十輝
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劇場版:二部作(「過去篇」「未来篇」)
細かいことはさておき、12話でまとまってるのが嬉しいポイントです。
どんな話?(ネタバレなし)
人間に害をなす存在「妖夢」と戦う「異界士」がいる世界。
そこで
半妖夢の少年と、呪われた血を持つ異界士の少女が出会うところから始まる
青春アクションファンタジーです。
バトルはあります。
でも中心にあるのは「戦って勝つ」よりも
自分の弱さとか、過去とか、怖さとかと向き合うほう。
なので
派手 → うおおお!
だけで終わらないタイプの作品でした。
好きだったところ
1)バトルが“派手なだけ”じゃなくて、感情の流れに乗ってる
異能バトルって、演出が強いほど
「すげ〜!」で終わりがちじゃないですか。
でもこれは
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なぜ戦うのか
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その瞬間どういう感情なのか
が、表情とかテンポでちゃんと伝わる作り。
結果、戦闘が
見せ場でもあり
会話の延長でもある
みたいな感じになってて、見応えありました。
2)主人公2人が、簡単に分かり合わないのが良い
この作品の恋愛・友情の温度って
甘さより先に「こじれ」が来るんですよね。
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言葉が足りない
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誤解が生まれる
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踏み込みたいけど怖い
こういう不器用さが、ちゃんと描かれる。
だから関係が進んだ時に
「あー……そりゃそうなるよね」
って納得できるんです。
3)サブキャラが“便利な賑やかし”で終わらない
メイン以外も、それぞれ
立場とか信念とか
ちゃんと抱えてるものがある。
わちゃっとした日常パートがある一方で
単に明るいだけじゃない。
そのバランスがあるから
作品の空気が濃くなってる気がしました。
4)音楽と映像が、作品の色を決めてる
スタッフ情報として
音楽は七瀬光、音楽制作はランティスと明記されています。
戦闘の熱さで押すというより
どこか切ない余韻を残す方向。
青春ファンタジーとしての「後味」を作ってる感じがして
ここも好きでした。
こんな人におすすめ
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異能バトルも好き。だけどキャラの心の動きをじっくり見たい
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学園ものの「友だち同士の距離感」が好き(軽すぎないやつ)
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映像・音楽で雰囲気を作る作品が好き
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12話でまとまってる作品を探してる
逆に、ずっとテンション高いバトルだけを求めてると
日常パートがゆっくりに感じるかもです。
まとめ
「境界の彼方」は、異能バトルの派手さで押し切る作品じゃなくて
若さゆえの不器用さとか怖さを
ちゃんと物語の中心に置いた青春ファンタジーでした。
キャラ同士の距離
言葉の選び方
踏み込むタイミング
そういう積み重ねが刺さる人には、かなり相性良いと思います。
